道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに267人確認したと発表した。日別の新規感染者数が200人を上回るのは5日連続。前の週の同じ曜日を上回るのは29日連続となった。このうち115人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万4691人(実人数4万4580人)となった。
死亡の確認は2日ぶりになかった。道内の死者は累計で1425人。
道は83人の感染を確認。内訳は、胆振管内8人のほか、石狩管内21人、十勝管内15人、釧路管内10人、日高、後志両管内各7人、オホーツク管内6人、渡島管内3人、空知、上川両管内と道外各2人。釧路市の飲食店「ラウンジ・リベルテ」で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、従業員ら5人の陽性が判明。後志管内に居住する友人・知人グループ(11人)が7月下旬に道北地方に旅行し、40~70代の5人が感染、クラスターと認定された。
札幌市は163人(再陽性1人含む)、函館市は13人、旭川市は5人、小樽市は3人の感染を確認した。
また、道や札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに48人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計836人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万1354人。1日現在の患者数は1912人で、重症は前日から1人減って5人。7月31日時点の入院患者の病床利用数は、前日から2床減の475床となっている。
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道と札幌市などは7月31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに284人確認し、1人が死亡したと発表した。このうち176人の感染経路が不明。
死亡を確認したのは、札幌市の1人(70代男性)。
道は60人の感染を確認。内訳は、胆振管内11人のほか、石狩管内15人、十勝管内8人、オホーツク管内7人、釧路管内6人、空知管内と道外各3人、日高、上川、宗谷3管内各2人、渡島管内1人。苫小牧市の事業所で新たなクラスターが発生し、20~50代の従業員6人の陽性が判明。十勝管内の飲食店でも従業員ら6人が感染し、クラスターとなった。
札幌市は203人の感染を確認。市内のコールセンターで新たなクラスターが発生し、従業員11人の陽性が判明した。旭川市は10人、函館市は8人、小樽市は3人の感染を確認した。
また、道などは、デルタ株疑いの感染者を新たに93人確認したと発表した。