道と札幌市などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに140人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては今月に入り最多で、100人を上回るのは3日連続。このうち約半数の69人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1419人、感染者は延べ4万2818人(実人数4万2715人)となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(年代・性別非公表)。
道は38人の感染を確認。内訳は、胆振管内6人のほか、オホーツク管内19人、石狩管内5人、釧路管内3人、空知管内2人、桧山、十勝両管内と道外各1人。網走市の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、9人(利用客6人、従業員2人、経営者1人)の陽性が判明した。
札幌市は96人の感染を確認。市内の建設関連会社で新たなクラスターが発生し、従業員5人の陽性が判明した。小樽市は3人、函館市は2人、旭川市は1人の感染を確認した。
また、道と札幌、小樽、函館市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに49人確認したと発表。日別の確認数としては過去最多。これで道内のデルタ株疑いの陽性者は計279人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万416人。22日現在の患者数は前日から76人増えて983人で、重症は8人。21日時点の入院患者の病床利用数は、前日から4床減の281床となっている。