道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに50人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が50人を上回るのは3日連続。このうち24人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1412人、感染者は延べ4万1708人(実人数4万1608人)となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(年代・性別非公表)。日別の死者が確認されたのは3日ぶり。
道は14人の感染を確認。内訳は、オホーツク管内8人、石狩管内2人、空知、後志、留萌、十勝4管内各1人。胆振管内の感染確認はなかった。十勝管内の事業所の会議後に行われた従業員同士の飲食を伴う会合で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、7人の陽性が判明した。
札幌市は27人(再陽性1人含む)、旭川市は2人、小樽市は1人の感染を発表した。函館市は6人の感染を確認。市内の旅行会社で6人の陽性が判明し、クラスターとなった。
また、札幌市と道は、デルタ株(インド由来の変異株)の感染疑いを新たに9人確認したと発表。道内でのデルタ株疑いは累計で23人となった。
道内で治療を終えて回復したのは3万9745人。9日現在の患者数は551人で、重症は前日から3人減って11人。8日時点の入院患者の病床利用数は、前日から10床減の268床となっている。