苫小牧市は8日、「とまこまいワクチン接種センター」を市内表町のグランドホテルニュー王子に開設するのを前に、運営事務に関する研修会を同ホテルで実施した。新型コロナウイルスワクチン接種対策室主幹で健康支援課の吉田陽輔課長がホテル従業員や市医師会の看護師約50人に、接種券の確認や会場内の誘導マニュアルについて説明した。
吉田課長は「初めてのことで緊張や不安があると思う」とし、集団接種の概要を丁寧に解説。▽入場は原則その時間帯の予約者のみ▽早く来場した場合は、前の時間帯の予約者が受け付けを終えるまで待機してもらう▽接種券、予診票、身分証明書の3点が必須―などを詳しく説明した後、受け付けやパソコン予約操作の実演も行われた。
市は19日、同ホテル2階「芙蓉の間」に平日、土日祝日を問わず接種が受けられる接種センターを開設する。運営や接種者の案内はホテルが担当するため、3回に分け計約110人の従業員が研修を受ける。