王子が第21回日本アイスホッケーリーグで2年ぶり9度目の優勝を飾ったのが1986年12月7日。スポーツ面の大見出しは「歓喜の地元胴上げ」。小見出しはFW高橋啓二が「4得点の大暴れ」とあり、「国土不覚、逆転の夢消える」と続く。
王子は苫小牧の王子スポーツセンターで6位十条と対戦。同日には東京で2位国土―3位西武が行われていて、西武勝利。王子は第1ピリオドに先行を許したものの、第2ピリオドに逆転し猛攻。10―4の大勝で締めくくり、メンバーが名将引木孝夫監督を胴上げした。
当時大活躍の高橋選手は後のチームで監督を務めた。今季のジャパンカップ優勝を懸けて20日に東京であった栃木日光戦延長戦で決勝ゴールを挙げたイーグルスFW高橋聖二の父だ。