道などは4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに120人確認され、居住地、年代・性別非公表の1人が死亡したと発表した。このうち40人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を上回るのは2日ぶり。道内の死者は累計で612人、感染者は延べ1万7840人(実人数1万7795人)となった。
道は36人の感染を確認。内訳は苫小牧市の1人(20代男性公務員)を含む胆振管内2人のほか、石狩管内26人、釧路管内4人、日高管内3人、十勝管内1人となっている。
恵庭市の陸上自衛隊南恵庭駐屯地で10~40代の自衛官15人の新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存のクラスターでは、江別市の介護老人福祉施設「夢あかり」で3人増の計21人、十勝管内音更町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」で1人増の計97人に感染が拡大した。
札幌市は73人の感染を確認。クラスターが形成されている札幌丘珠高校では、新たに生徒2人の感染が判明し、計44人となった。
小樽市は、6人の感染を確認。既存のクラスターは小樽協会病院で1人増の計44人、私立高校で1人増の計81人となった。
函館市は、4人の感染を確認。旭川市は、1人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1万5981人。4日現在の患者数は1247人で、重症は11人。3日時点の入院患者の病床利用数は、前日から59床減って582床となった。
直近1週間(1月29日~4日)の新規感染者数は716人(人口10万人当たり13・5人)で、道が国に緊急事態宣言を要請する基準(1327人、10万人当たり25人)を下回っている。