道などは26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに106人確認され、4人が死亡したと発表した。このうち23人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を超えるのは23日以来3日ぶり。道内の死者は累計で579人、感染者は延べ1万6863人(実人数1万6818人)となった。
道は21人の感染を確認した。内訳は苫小牧市2人(10代女性と年代・性別非公表)を含む胆振管内6人のほか、釧路管内5人、石狩管内4人(恵庭市2人など)、十勝管内3人、空知、渡島、上川3管内各1人。既存のクラスター(感染者集団)では、苫小牧市のデイサービスセンターで新たに利用者2人の陽性が判明し、計7人に感染が拡大した。
十勝管内音更町の住宅型有料老人ホーム「北勝館」では、2人増の計44人となった。
小樽市は19人の感染を確認した。市内の高校で新たにクラスターが発生し、生徒6人の陽性が判明。飲食店でも5人(従業員3人、利用者2人)の感染が分かり、クラスター認定された。既存のクラスターでは、北仁会石橋病院で入院患者1人の感染が分かり、計127人に拡大した。
函館市は、16人の感染を確認。陸上自衛隊函館駐屯地で隊員12人のクラスターが発生した。
旭川市は7人の感染を確認した。国内最大の311人が感染した旭川厚生病院は、クラスターの終息を宣言。市は昨年12月の感染者の3人が重複して公表していたと修正した。
札幌市は、43人の感染を確認した。
死者は札幌市で2人(80代女性)、道で居住地非公表の1人(年代・性別非公表)、小樽市で1人(年代・性別非公表)を確認した。