主要航空各社は、年末年始期間(12月25日~1月3日)の予約状況を発表した。北海道発着路線の平均予約率はいずれも40%台と、前年同期に比べて大きく下落した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、帰省を控える動きが影響している。
日本航空(JAL)は、前年比35・9ポイント減の41・3%。新千歳空港―羽田線は35・6ポイント減の41・9%にとどまった。全日本空輸(ANA)も31・4ポイント減の44・4%。新千歳―羽田は33・4ポイント減の41・8%だった。
AIRDO(エア・ドゥ)は、32・9ポイント減の40・7%で、新千歳―羽田線が38・9ポイント減の38・9%。スカイマークは30・2ポイント減の47・2%と比較的高く、新千歳―羽田線で37・9ポイント減の50%となっている。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で政府が年末年始の帰省を控えたり、時期を分散させたりすることを求めており、利用者も感染拡大を懸念して帰省を取りやめるなどし、航空需要が減退。例年、本道発着路線のピーク時には90%前後に上る予約率が今年は各社とも低調だ。