《16》 医療法人社団若菜歯科医院 親子で地域の歯科診療支える 患者に最善の治療を

  • わがまちの歯医者さん, 特集
  • 2020年11月23日
若菜和美院長(前列左)の思いを継承しながら地域医療の担い手として意欲を示す若菜慶一郎副院長(同右)
若菜和美院長(前列左)の思いを継承しながら地域医療の担い手として意欲を示す若菜慶一郎副院長(同右)

  「何よりも患者さんの思いが大切。同じ治療内容でも一人一人の希望をお聞きし、最善の歯科医療を提供するよう心掛けています」と話すのは若菜和美院長(72)。福岡県出身で北大歯学部への進学で来道して以降、同大学の医局や釧路管内白糠町の歯科医院に勤務。1992年に現在地で開業して以来、地域に密着した診療を続け、今年で29年目を迎えた。

   その父親の背中を見て、同じ歯科医になった長男の慶一郎さん(34)が今年4月、大学病院勤務を経て副院長として着任。親子2人による診療体制がスタートした。

   慶一郎副院長は中学、高校が函館、大学時代は札幌と、長く苫小牧を離れていたことで「故郷への思いが高まり、地元で仕事をしようという気持ちになった」と話す。父親と二人三脚で地域の歯科医療を守ることに対し、「院長が培ってきた歴史を受け継ぐとともに、これまで学んできたことを令和時代の治療の中で生かしたい」と抱負を語る。

   親子とも北大歯学部で歯科麻酔学を専攻。全身管理を必要とする麻酔の専門知識を学んだことで、患者の健康状態を把握しながら、安全安心な治療を提供できる環境を整えている。

  住  所…苫小牧市日新町5の1の10

  電  話…0144(72)4191

  診療時間…月~金曜日

       午前9時半~午後6時半

       (午後1~2時は昼休み)、

       土曜 午前9時~午後1時

       日曜・祝日休診。

  ※完全予約制(急患は随時対応)。

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