カフェのノウハウを学んだ西村静枝オーナー（71）が1994年10月に開業。今年で30周年を迎えた。店長を務める次女友里さんが札幌で修業したスープカレーが人気メニューだ。

　お薦めはスポーツフードアドバイザーの監修で完成した「心と体、優しく整うスープカレー」（1400円）。鶏むね肉、小豆、シーチキン、ゆで卵、ニンジン、ピーマン、ブロッコリー、玉ネギなどの具材はタンパク質やカロテン、ビタミンなどの基礎食品。栄養バランスが良く、強い体をつくる。メニュー登場後は男性客が増えたという。

　スープは和風だしベース。鶏ガラや豚骨は使わず動物性油脂を極力抑えている。スパイスも同店が独自にクローブやクミン、ターメリック、シナモン、コリアンダーなど10種類以上をブレンド。辛さは、オリジナルカレー粉や香辛料ガラムマサラ、韓国唐辛子が入る7種類から選択できる。「毎日食べたくなる、みそ汁のように味わっていただきたい」と店長。

　スープカレーには「豚角煮と野菜」（1480円）や「11種の野菜」（1300円）も。トッピングやテークアウトができる。

　開店以来通っている柏木町の田中紀子さん（83）は「庭とおしゃれな雰囲気がいい。健康にいいスープカレーがお気に入り」と話す。

　苫小牧市日吉町2の5の19。木曜定休。営業時間は午前11時～午後6時（日曜は午後4時、ラストオーダー60分前、日曜は30分前）カウンター3席、テーブル30席。駐車場は20台。電話0144（75）7375。