カムイ ▶5「アフンルパロ」

  • カムイ 神々のすむまち, 特集
  • 2020年8月15日

  アイヌ民族の世界では、人が死を迎えると肉体から霊が抜け出し、自分のコタン(集落)近くの洞窟を通ってあの世へ行くと考えられていた。白老町のアヨロ海岸に伝承の岩穴「アフンルパロ」(あの世への入り口)がある。この世の人生を全うしたり、少し悔いを残したりと、亡くなった人々の霊はいろんな思いを抱きながら、この岩穴を静かに通り抜けていったのかもしれない。

   企画「Kamuy」では、白老町在住のフォトグラファー永楽和嘉(えいらく・わか)さんがアイヌ民族の精神世界を表現したアート写真を紹介する。毎月1回掲載。

   撮影―永楽和嘉。撮影地―アヨロ海岸。モデル―yasuka、岡本彩音、八子亜由莉、菊地純、吉田翔一。撮影協力―株式会社Liworld、山口雄平。

   ※モデルなど撮影協力者を募集中。連絡先はメールアドレスwaka.eir.ph@gmail.com

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