誰にも等しく訪れる「十四歳」という1年間。この1年間に人々は、友情、恋、将来の夢、勉強などさまざまなことに悩んだ結果、何物にも代えがたい経験を手にします。悩んでいるのはあなただけではありません。30人の生徒がいれば30通りの悩みがあるのです。
この本に登場する4人の主人公たちも、友達と意見を合わせなければいけないことのつらさや小学生の頃とは違う異性との付き合い方、自分より勉強ができるクラスメートへの嫉妬などさまざまな苦悩に立ち向かっています。
中学生の皆さんも、4人の「十四歳」たちに共感したり、自分との考え方の違いを見つけたりしてみてください。そうすることで皆さんの「今」が、より輝きだすと思います。
皆さんもこの本を読んで「十四歳」たちの気持ちをのぞいてみませんか。
(講談社 税込み1540円)
苫小牧沼ノ端中学校
庄司圭佑
(終わり)