北海道サッカー協会や苫小牧地区サッカー協会などが主催する各種大会が8月1、2の両日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場などで次々と開幕する。今年は新型コロナウイルスの影響で大会開催がそれぞれ見送られてきたが、待望のシーズンが始まろうとしている。
JFAU15女子サッカーリーグ2020北海道が1日、厚真町野原公園サッカー場で開幕する。10月24日まで同サッカー場のほか、帯広などの4会場で全7節を展開する。
15歳以下の戦い。苫小牧からASC北海道レディースが出場するほか、北海道リラ・コンサドーレや十勝FSリトルガールズU15など、道内各地から7チームが出場する。
中学生23人が登録するASCは開幕節でROCCAFORTE TOKACHIと対戦。今回のリーグで好成績を挙げ、9月5日から始まる全日本選手権北海道予選に弾みをつけたい考えだ。主将のMF小林悠夏(啓明中3年)は「持ち前のチームワークで一つでも多く勝ちたい」と話す。
社会人男子のカテゴリーでは、第18回道南ブロックリーグが2日、市緑ケ丘公園サッカー場など3会場で開幕する。苫小牧地区のASC北海道とトヨタ自動車北海道のほか、室蘭と函館の両地区からも各2チーム出場する。6チームが9月27日まで、1回戦総当たりで争う。
トヨタは昨季まで北海道サッカーリーグに所属していたが、3勝10敗1分で7位に終わり、道南ブロックに降格。道リーグ復帰を目指した戦いに向け、伊藤崇雄監督は「コロナの影響で全体練習は例年と比べて少なくはなったが、雰囲気はとてもいい状態を維持できている。若手が増えたので、走るサッカーで勝ちにいきたい」と話す。
昨年までは2回戦総当たりだったが、今年はウイルス感染防止のため、1回戦制とする。第1節は、ASCとトヨタの苫小牧勢対決。最終節は9月27日の予定。
苫小牧地区の大会も始動し、U12サッカーリーグIN北海道は1日、苫地区社会人サッカーリーグは2日、それぞれ市緑ケ丘公園サッカー場などで開幕する。
U12サッカーリーグは胆振と日高の23チームが出場。1~3部のリーグに分かれ、23日までリーグ戦を展開する。各リーグ上位2位が29日から始まる決勝リーグに進む。
社会人サッカーリーグは、日胆の22チームが参戦。3部制でそれぞれリーグ戦を行う。1部リーグでは、串と肴まる人―FCエルボノスなどの開幕戦が組まれている。
今年は新型ウイルスの影響で7月末まで大会開催自粛が続いてきた。苫地区サッカー協会の明村享会長は「感染対策を徹底しながらプレーしてほしい」と話している。