「小学生時代の文集に『将来は苫小牧で働いている』と自分で書いていた。海があって、活気のあるまちに憧れていたんだと思います」と話すのは西森直樹院長(56)。岩見沢市出身で、1989年に北大歯学部を卒業後、札幌市内の歯科医院で経験を積んだ。93年、苫小牧市明徳町に元歯科医院だった物件を見つけたのがきっかけで開業。99年に現在地へと移転した。
診療で大切にしているのは患者の要望を最優先に考え、治療を行うこと。歯科医師として長い経験を重ねる中で「患者さんからコミュニケーションの在り方など、教えてもらうことがたくさんあった」と感謝の思いを語る。
通院患者の多くは中高年層。歯の間に隙間ができやすくなる年代とし、「磨くだけでは汚れが十分に取れない。歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用することも大切」とアドバイス。部分入れ歯を使っている人には「がたつきを放っておくと残った歯に負担がかかる。入れ歯も定期メンテナンスをしてほしい」と呼び掛ける。
子どもの虫歯は最近減っているが、注意が必要なのは歯周病。「小さい時からの取り組みが大切。保護者にも働き掛けながら、いい結果が出るようにこれからもお手伝いしていきたい」と話している。
住 所…苫小牧市のぞみ町3の9の17
電 話…0144(61)4055
診療時間…月曜~金曜
午前9時~午後6時
(正午~午後2時は昼休み)
土曜
午前9時~正午
日曜祝日休診。予約制。