新型コロナウイルス感染拡大により、厚真、安平、むかわの3町では依然としてイベント、事業の中止が相次いでいる。
厚真町では商工会主催の盆踊りが8月14、15の両日、上厚真、厚真地区でそれぞれ予定されていたが、感染につながる3密(密閉、密集、密接)になることから見送りを決定。23日にかしわ公園野球場で予定していた「第20回集まリンピック」(第55回町民体育祭)、24日の児童生徒芸術鑑賞会なども早々に中止が決まった。
安平町は、教育委員会主体の事業で毎年8月に行っている広島平和記念式典の派遣を取りやめた。旧追分町時代の1988年から、核兵器廃絶と世界平和を祈念して継続していた事業。例年地元の小・中、高校生を送り出しているが、今年はコロナ禍による状況を踏まえ、派遣を断念した。
このほか、職場地区別対抗ソフトボール大会、例年9月に行うプールフェスティバルの開催も見送られた。
むかわ町では、旅行会社JTBが企画する恐竜全身骨格化石「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)が発見された穂別地区の現場での化石発掘体験ツアー「MUKAWAダイナソー・アドベンチャー2020」(8月8~10、15、16日)の中止が決まった。毎年8月23、24の両日、宮戸の鵡川大漁地蔵尊境内で開かれる鵡川大漁地蔵尊大祭(通称イモッペ地蔵まつり)の打ち上げ花火やステージショーなどのイベント、出店も中止となっている。