千歳駅前通り振興会主催の「夏のゆうやけテラス」が23日オープンした。降雨の影響で路面店の開設は翌日以降に繰り延べ。初日はキッチンカーと地場産野菜の直売のみの出店となったが、ネットなどでオープンを知った家族連れでにぎわった。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける飲食店を応援する国の緊急措置に同振興会が呼応。千歳駅前通りの国道(337号)沿いの千代田町1~6丁目の約800メートル区間の歩道を活用して9月12日までの毎週木・金・土曜の夕方に「夏のゆうやけテラス」を開設する。
キッチンカーの前では、訪れた市民がビールや総菜を求めて行列を作り、「3密」を回避したテーブル席で屋外での飲食を楽しんでいた。
野菜直売に出店した千歳市グリーン・ツーリズム連絡協議会の秋元正彦会長は「微力だが、まちなかの活性化に一役立てれば」と語る。
フェイスブックで開催を知った市内清水町の主婦田村希さん(42)は「今年の千歳はコロナの影響で夏まつりがなくなったので、(テラス開設により)子供を連れて外に出掛けることができてうれしい」と笑顔で話した。市内の男性公務員(49)も「自粛で家飲み中心だったが、久々に青空の下で飲食ができ、気分がいい」と話していた。