白老・ウポポイへ行こう! チケット購入の手引き 分かり安く紹介

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  • 2020年7月23日
入場券の他に入館整理券が必要な国立アイヌ民族博物館。日曜日でも夕方はすいていた=19日午後4時半ごろ
入場券の他に入館整理券が必要な国立アイヌ民族博物館。日曜日でも夕方はすいていた=19日午後4時半ごろ
ウポポイの案内図。①体験交流ホール②体験学習館③工房④伝統的コタン
ウポポイの案内図。①体験交流ホール②体験学習館③工房④伝統的コタン

  白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業して10日が過ぎました。来場者の感想、意見はさまざまですが、最も気を付けなければならないのは、入場券を持っているだけでは国立アイヌ民族博物館に入れないことです。せっかく来たのに博物館を諦める人が少なくありませんでした。また豊富な上演、鑑賞、見学プログラムも、整理券を入手しなければ見ることができません。19日に訪れた体験から気付いた点を挙げますので、連休やこれから出掛ける場合の参考にしてください。(吉野理佳)

   まず行く前に、入場券と博物館の予約をします。「ウポポイ」で検索して公式ホームページ(HP)を開きます。HPには入場券の種類や無料の中学生以下の場合などたくさんの説明がありすぎて、結局、自分が何と何を入手すればいいのかよく分からなくなります。「一般大人・有料」の例に限って説明します。

   ■「ウポポイ1日券」と「入館整理券」が必要

   必要なのは、日付を指定した「ウポポイ1日券」(1200円)と、国立アイヌ民族博物館の「入館整理券」(無料)の2種類です。ウポポイ1日券だけでは博物館に入れません。新型コロナウイルス対策で、館内にいる人数を常時100人程度に保つため、1時間刻みの予約制にしているからです。

   (1)HPの「チケット・予約案内」をクリックし、「当面の入場に関するお知らせ」に進んでください。

   (2)背景が赤い「博物館予約(日時指定)」を押し、「国立アイヌ民族博物館 入館整理券を申し込む」で来場日と行きたい時間を選びます。

   (3)「当面の入場に関するお知らせ」に戻って「これから入場券をお求めの方」↓「Aウポポイ1日券をお求めの方」↓「オンラインチケット販売サービスWebket」を押します。「有料入場者はこちら」をクリックして(2)と同じ来場日を選択してウポポイ1日券を購入します。

   ウポポイ1日券は、平日2000人、土日祝日2500人を超えなければ当日、現地でも買えますが、博物館は事前予約ができていないため見学できないか、空いている時間帯(あれば)まで待つか、しかありません。ただ例えば午前11時に着いて、午後4時から空きがあると言われても待てる人はあまりいないと思います。

   ■プログラム鑑賞には整理券が必要

   次に、博物館以外のプログラムの鑑賞についてです。

   スクリーン映像体験(図2)、伝統芸能の上演(図1)、伝統工芸の実演(図3)、チセ(家屋)の内部(図4)―などの見学は整理券が必要で、いずれも各施設の前で配布しています。着いたときにタイミング良くプログラムを見られることはほとんどなく、20分とか30分とか先の整理券をもらって並ぶか、また来なければなりません。1時間後でなければ入れず、諦めたプログラムもありました。

   そこで、事前にHPの「体験プログラム タイムテーブル」を見て、時間割を組み立ててから来場することをお勧めします。ただ当日、時間が変更になることもありますし、各施設が離れているので、時間に十分な余裕を持って見学するのが一番です。

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