心に響く

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年7月21日

 アジサイが咲いている。夏空が広がり気温も上がった、きのうの札幌。暑さの中、道行く人たちは大半がマスク姿。ススキノでクラスター(感染者集団)が発生するなど、道都も新型コロナウイルスとの長い闘いが続く。

 コロナ禍で夜の会食が極端に減り、自宅の部屋で音楽を聴く機会が増えた。先日は世界で反響を呼ぶ、ボブ・ディランの新アルバム「ラフ&ロウディ・ウェイズ」を聴いた。2016年のノーベル文学賞受賞以降、初の新曲による2枚組。オリジナル作品を集めたアルバムとしては、12年の「テンペスト」以来、8年ぶりという。

 シェークスピアの「ハムレット」からタイトルが付けられた「最も卑劣な殺人」は、アルバム発売に先立ち、3月末に発表されて全米チャート1位に輝いた17分近い大作。曲の前半はケネディ大統領暗殺事件を詳細に歌い、後半は60年代のポップカルチャーの担い手たちを次々に紹介。プレスリーやキング牧師も登場する「マザー・オブ・ミューズ」では、祈りをささげるように歌う。コロナ禍、人種差別など混迷の時代。心に響く曲が多く、傑作アルバムと思う。

 公民権運動時代、ディランは「友よ、答えは風に舞っている」と歌った。今回のアルバムには彼自身から、こんなメッセージが添えられる。「どうぞ安全に過ごされますように、油断する事がありませんように、そして神があなたと共にありますように」 (広)

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