北海道文教大学(恵庭市)とサッポロウエシマコーヒー(札幌市)は、このほど恵庭特産のジャガ芋(インカのめざめ)、えびすかぼちゃ、トマトを使用した「インカのめざめポタージュ」「えびすかぼちゃのクリームスープ」「トマトのミネストローネ」のレトルト製品を共同開発した。
道文教大健康栄養学科の商品開発研究会(代表・板倉康治教授)が試作した「インカのめざめポタージュ」が昨秋のさっぽろオータムフェストで好評だったことから、サッポロウエシマコーヒーとの産学共同で半年かけて商品化に取り組んだ。
板垣教授は「学生のフレッシュなアイデアで恵庭の特産野菜の新商品が生まれた。試作を重ね苦労した分、出来栄えは上々です」と胸を張る。
サッポロウエシマコーヒー販売企画部の藤井一弘課長も「原料へのこだわりから味の評価がすこぶるいい」と高評価。今秋復活する東京や大阪での北海道フェアで販売する予定だ。
このほど恵庭市役所で行われた会見で、恵庭市の原田裕市長も「3品どれもおいしい」と笑顔で感想を語った。
3種類とも1袋650円(税別)。恵庭市南島松の道と川の駅花ロードえにわで販売している。
◇メモ 道文教大学商品開発研究会は、人間科学部健康栄養学科の1年生から3年生までの9チームで構成。メーカーの依頼を受け、新商品を発案し、数多くの商品化を手掛ける。