ウポポイでは、伝統工芸品制作の実演などを通してアイヌ文化への理解を深める各種プログラムも紹介された。
ポロト湖畔では、スタッフが丸木舟に乗って操船を披露。解説した職員、新谷裕也さん(29)は「立ってバランスを取るのが本当に難しい」と話し、技術が必要なことを強調。佐賀県から友人らと訪れた公務員の松石龍太郎さん(23)は「こぐのが難しそうだが、いつか乗ってみたい」と関心を寄せていた。
伝統家屋(チセ)を見学した札幌市の会社員、村上亮輔さん(25)は火の神「アペフチカムイ」を祭る文化などに触れ、「アイヌ独自の文化が分かった」と話した。
また、木彫や刺しゅうなど伝統工芸や仕掛け弓の実演解説、体験交流ホールの伝統芸能の上演など多くのプログラムが入場者の注目を集めた。