《9》 水泳 木原繁樹 自己ベストさらに更新を トップ選手との差 多くの課題

  • ネバーギブアップ圏域アスリート, 特集
  • 2020年7月11日
バタフライの泳ぎに磨きを掛ける木原
バタフライの泳ぎに磨きを掛ける木原

 水泳のアブロス日新スイミングクラブ(苫小牧)に所属する木原繁樹(28)は昨年、日本マスターズ男子50メートルバタフライ25~29歳で日本一に輝いた。続く10月の札幌年齢別競技大会男子200メートルメドレーリレーでは、胆振管内在住の競技仲間と4人一組のチームを結成して同種目北海道短水路記録も樹立。苫小牧の社会人水泳界をけん引する一人だ。

 (聞き手・北畠授)

 ―新型コロナウイルスの影響でプール施設が長く休館していた。

 ここまで水泳ができない経験はなかったし、いつ施設が開くのかも分からなかったので最初は戸惑った。水をつかむ感覚を忘れないように自宅の浴槽に水をため、左右交互に手を入れて水をかく練習や、ゴムチューブをドアノブなどに掛けて引っ張ることでフォームを確認するトレーニングに取り組んだ。

 ―自粛期間中の新たな発見は。

 自分とトップレベルの選手の泳ぎをじっくり見比べる時間ができたことで、多くの課題が見つかった。特に短水路(25メートル)のバタフライ200メートル、400メートル個人メドレーで世界記録を持つ瀬戸大也さんと比べてスタート時の飛び込み、下半身の使い方が良くないことに気付いた。

 6月からプールで練習できるようになり、自粛中にイメージが湧いたことを試行錯誤している最中。今までとは違う感触をつかんできてはいる。

 ―躍進した昨年を振り返って。

 日本マスターズ優勝や200メートルメドレーリレー短水路道記録樹立など実績を残した半面、シーズン後半から50メートルバタフライのタイムが伸び悩んだ。6月に長水路(50メートル)設定の北海道選手権で25秒71の自己ベストを記録。ただ、タイムが伸びるはずの短水路大会で思ったような記録を出せなかったのは悔しかった。

 ―大会開催はいまだ不透明だが、今の目標は。

 自己ベストをさらに更新していきたい。長水路は25秒前半、短水路では24秒台に乗せて実力上位の選手たちともっと競えるようになりたい。目標にしてきた日本選手権や、2022年の世界マスターズ(福岡)出場はいったん置いて、仕切り直しの一年と考えたい。

 木原繁樹(きはら・しげき) 1992年、紋別市生まれ。中学まで地元の水泳少年団に在籍し、弘前大(青森県)進学後から再び競技に打ち込むようになった。2017年に就職し、苫小牧のアブロス日新スイミングクラブに所属。18年の日本マスターズ男子50メートルバタフライ25~29歳3位、19年には同部門の優勝を達成するなど活躍している。公務員。

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