男子プロバスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道の折茂武彦社長ら役員は9日、恵庭市黄金中央の北海道文教大で会見し、来年4月に「レバンガ北海道U18」を設立すると発表した。高校生を対象としたユースチーム加入には9月6日に実施する中学3年生を対象にしたトライアウトに合格し、レバンガ北海道が指定する北海道文教大付属の明清高校(札幌)に入学することが条件となる。U18では学力、人間性、競技スキルを備えた選手の育成を目指していく。
現在、バスケットボールのU18チームは国内に7クラブ存在。折茂社長は「ユースチームの育成環境を充実させて選手の強化・育成に務め、トップチームへの早期輩出と世界で活躍できる選手の育成を目指したい」と語った。U181期生の対象は現中学3年生で15人程度。3年前に発足したU15の選手(12人)もトライアウトに参加する。
この日にレバンガ北海道と明清高校は教育連携協定を締結。U18チーム入りした生徒は来春札幌から同校が恵庭に移転して開校する北海道文教大付属高校(仮称)の「スポーツ特待生」となる。入学金のほかに授業料免除を検討中という。
練習は同付属高体育館で1回2時間、週5~6日を想定。大会や強化キャンプ遠征時は学校側が単位取得のための指導を行い、学業との両立をサポートし、遠方出身の選手向けの寄宿舎も整備する。
トップチームの練習見学やオフシーズンには練習参加もかなえる方針。記者会見の席上、現在U15ヘッドコーチを務めている齋藤拓也氏のU18ヘッドコーチ就任が発表された。