苫小牧の柔道クラブ、尚志館當摩道場の水見秀紀代表(46)ら家族が、4日午後5時半からBSフジで放送される柔道専門番組「JUDO」に出演する。3人息子が柔道に励むお笑い芸人はなわさんら全国の柔道一家とビデオ会議アプリ「ズーム」を使ったリモートクイズ大会に参加。「広く柔道を知ってもらうきっかけになってほしい」と水見代表は期待する。
登別市出身で小学3年から柔道を志し、秋田高―筑波大を経て高校教員になった水見代表は、尚志館の指導員も務める妻の智織さん、道場生の長女紀織さん(美園小4年)、次女紀俐さん(同2年)の4人家族。「JUDO」には親交のある標茶スポーツ少年団が特集された際に出演した縁があり、今回「JUDOクイズ!おウチでイッポン!!」と題した企画で再出演のオファーを受けたという。
収録は6月下旬にビデオカメラなどオンライン収録用の機材が自宅に届き、自ら準備して行った。佐賀県のはなわ家、京都府の柔道一家の計3家族がネットでつながり、柔道にまつわるクイズの問題に記述やジェスチャーで回答していった。長女の紀織さんは「難しいクイズもあったけど楽しかった。勉強になったことが多かった」と笑顔で振り返る。
出演について智織さんは「はなわさんに盛り上げてもらいながら、家族で楽しく番組に参加することができた。少しでも多くの人に見てもらえたらうれしい」と話している。
新型コロナウイルス流行をきっかけに、尚志館は5月から「ズーム」を駆使したリモートトレーニングを導入中だった。道場生同士や国内の道場に加え、スペイン、チリといった海外の柔道関係者ともオンライン上で合同稽古を行う機会を設けた。「インターネットを通じていろいろな方々とつながる可能性をさらに実感した」と語る智織さん。「子どもたちにとって刺激になる」との考えで国際交流をさらに模索していく。