恵庭市の北海道文教大学(渡部俊弘学長)と丸善雄松堂(本社東京、矢野正也社長)は1日、包括連携協定を締結した。大学本館1階会議室で締結式が行われ、渡部学長と矢野社長が協定書に署名した。
協定は、相互に協力して地域社会の発展や人材育成、教育・学術の振興に貢献することを目的としている。丸善雄松堂が有するノウハウや情報を大学に提供し人づくりに協力。大学は丸善雄松堂の支援で教員や学生の英知を結集して地域づくりへの貢献を目指す。
具体的には、北海道文教大出版会を創設し食や医療分野の書籍を刊行。丸善雄松堂のノウハウで学園内の空間デザイン創出を手掛ける。今年度は、和食の素晴らしさを国内外に発信するミュージアム建設の基本構想づくりに着手。創設者・鶴岡新太郎氏に関する書籍を刊行する。
矢野社長は「包括連携を通じ地域の発展を願い、大学の人づくりに協力したい」と語った。
丸善雄松堂は1869年創業。書籍、事務用品販売、出版事業のほか、外国文献、教育・研究・学びの事業を手掛けている。