要所で大きな仕事をした。南野が試合の流れを決める貴重な追加点。「ゴール前で仕留めるプレーを意識していた。イメージ通りに流し込めた」と満足げに振り返った。
前半35分の先制点から5分後。左サイドを駆け上がった三笘の折り返しを左足で合わせ、ネットを揺らした。「自分としてはチャンスが少なかった」と話した通り、ボールに絡めずにじれったい展開が続いたが、ここぞの場面で輝きを放った。
これで代表通算24ゴール目。かつて代表で10番を背負った中村俊輔さんと並び、歴代10位に名を連ねた。「偉大なレジェンドに並べてうれしい。まだ次の試合もあるので、自分のゴールで貢献したい」と、さらなる高みを見据える。
チームは4勝1分けの負けなしで折り返した。「経験を積んだ選手がいる中で求められていたし、やらないといけない結果。今のところはうまくいっている」と南野。次戦に向け、「ロッカールームでみんなと話したが、まだ何も決まっていない。今は振り返ることなくやっていきたい」と闘志を燃やした。