オールドグレイ・ブリュワリー 初の月例会に160人 クラフトビールお披露目  白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2024年11月16日
町民に白老産クラフトビールを提供する十河さん(右)

 白老町唯一のクラフトビール(酒税法上は発泡酒)醸造所「オールドグレイ・ブリュワリー」は15日、町大町の同醸造所で、3種類のクラフトビールをお披露目する初めての月例会「ブリュワーズナイト」を開いた。町内外から約160人が、白老ゆかりのナギナタコウジュ(アイヌ語でエント)などを用いた商品に舌鼓を打った。

 お披露目されたのは苦味を抑えた黒色の「オロオロ・ブラック」、バナナのようなフルーティーさと芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴の「シロユリ」、ハーブとかんきつ系の風味を感じる茶褐色の「ホロホロ・サンセット」。

 町石山の自営業、牧野幸治さん(73)は「待ちに待っただけに、おいしさはひとしお。まちの暮らしに新しい楽しみができた」と満足した様子。同じく石山から夫婦で訪れた60代男性は「2人で飲んでも安心して帰れるよう公共交通が充実してくれたら言うことない」と笑った。

 同醸造所は、発酵の過程で得られる二酸化炭素を容器内にとどめ、きめの細かい炭酸と泡を作り出す手法「ナチュラルカーボネーション」にこだわりながら、地元の企業、商店と連携した素材調達、商品開発、生産によって共存共栄する仕組み(エコシステム)の構築を目指していく。主原料のモルトやホップのほか、副原料のスパイスやハーブの種類や製造手法を変えることで多様な商品を開発でき、醸造所共同代表の菊地辰徳さん(48)は「レシピは無限に考えられる」と話す。

 自身の手でクラフトビールをつぎ、来訪者に提供した醸造責任者の十河文英さん(52)は「自分が作ったお酒で話が弾み、笑顔が広がるのを見て感激している」と語った。菊地さんは「ようやく町民に飲んでいただけた。これをスタートラインに、もっと愛される白老産ビールの製造や飲んでいただく場所、プロジェクトをつくっていきたい」と目を輝かせていた。

 次回は12月21日の開催を予定している。

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