国税庁主催のコンクール「税に関する高校生の作文」で、北海道栄高校3年、角田悠輔さん(18)が苫小牧税務署長賞に輝いた。表彰式が13日に同校で行われ、小野寺恵三署長から記念品と賞状を受け取った。
コンクールは税を考える週間(11月11~17日)にちなみ、高校生に生活と税の関わりを知ってもらおうと毎年実施されている。
道内からは今年度、苫小牧税務署管内(東胆振地域と日高町、平取町を含む1市6町)3校からの114編を含め、54校から3582編の応募があった。10月上旬に苫小牧税務署の署員が審査した。
角田さんの作品は、消費税などさまざまな税金で維持される今の生活が次の世代につながるよう「税金の使い方をよく考えるべき」と訴えた内容。「税と私たちの生活」と題し、400字詰め原稿用紙2枚半にまとめた。
小野寺署長が同校を訪れ、表彰状などを手渡した。角田さんは「私たちに身近な消費税から、税金の意味や使い方について考えてもらいたいと伝えたかった」と喜びを語った。