白老町商工会(清水尚昭会長)の新年交礼会が17日、しらおい経済センターで開かれ、出席者84人が祝杯を挙げて地域経済発展への決意を新たにした。
清水会長は、新型コロナウイルスの5類移行から経済状況は回復傾向にあるものの円安や物価高騰、人手不足など事業者を取り巻く環境は非常に厳しい状況が続いているとした上で「商工会は、地域や企業の皆さまにとって有益な事業を展開したい」とあいさつ。
大塩英男町長も登壇し、75歳以上の国民が5人に1人、65歳以上の国民が3人に1人という超高齢社会になると指摘される2025年問題に触れ、「白老町は2人に1人が65歳以上というまち。この事実に目を背けず、しっかりと受け止めた上で少子高齢化対策を含めた事業展開を進める」と述べた。
出席者はアイヌ民族文化財団の民族共生象徴空間(ウポポイ)運営本部長、村木美幸氏の音頭による祝杯の後、ビンゴ大会を楽しむなどして交流した。