「今年の漢字」と「年収の壁」 中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)

  • ゆのみ, 特集
  • 2025年1月16日

 2024年の「今年の漢字」は「金」でしたが、23年は「税」だったので2年続けてお金に関する漢字が選ばれています。調べたところ「今年の漢字」は1995年から始まっていて、「金」は5回も選ばれており最多でした。全てオリンピックの年で、最初は女子マラソンの高橋尚子選手がシドニーで金メダルを獲得した2000年でした。オリンピックの年に「金」が選ばれることが多いのは、日本人の金メダル獲得が増えてきた現れでもあるのでしょうね。

 「税」も2回選ばれており、「災」と並び2番目に多いです。最初は消費税が5%から8%に上がった14年で、2回目がインボイス制度やふるさと納税のルール厳格化など税にまつわるさまざまな改正や検討がなされた23年でした。

 昨年12月20日に与党税制大綱が決定されました。例年はその内容がほぼそのまま新年度予算に反映されるそうですが、今回は「年収103万円の壁」を巡る自民、公明、国民民主の3党協議が継続するとのことです。仮に大綱で明記された123万円になり20万円しか上がらなかったとしても、時給1000円で8時間勤務なら25日分なので、ほぼ1カ月の労働に相当します。103万円の壁は約30年据え置かれてきましたが、壁が上がることで働く人の税負担軽減と労働力の供給増加を促す効果が期待されています。石破茂首相は「予算案が否決されたりした場合、解散・総選挙もあり得る」と表明しており、25年も激動の年になりそうです。「今年の漢字」は再び「税」になるかもしれませんね。

 (苫小牧信用金庫人事部長)

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