胆振東部消防組合は14日、2024年秋の叙勲で瑞宝単光章を受章した大頭龍一さん(72)と第43回危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した粒来裕人さん(66)の伝達式をむかわ町産業会館で行った。2人は同組合管理者の宮坂尚市朗厚真町長から勲記と勲章を受け取った。
大頭さんは、1980年に同組合穂別消防団に入団。2016年8月から同団の分団長を務め、22年3月に退団するまで42年間活動した。消防団員として死者が発生した火災や胆振東部地震などに対応し、「苦労してきたが、叙勲の受章は身に余る思いだ」と喜ぶ。
粒来さんは、1977年4月に同組合職員に採用された。2010年4月から消防指令を務め、18年3月に定年退職。受章について「名誉なことなのでうれしい」と声を弾ませ、後輩たちに対し「消火や救助の技術が進歩している。大変だと思うが、頑張ってほしい」と期待を寄せた。