厚真町軽舞遺跡調査整理事務所は13日、「まが玉づくり体験」を行った。縄文時代を身近に感じてもらうことが目的で、町内外から16人が参加。滑石の表面を削り、まが玉やアクセサリーを作り上げた。
年2回実施する取り組み。まが玉は縄文時代に生まれたとされる石で作られた装身具で、曲がった形をして穴が空いている。体験では町教育委員会の職員が渡島管内松前町で採取した滑石を用意した。
参加者は、町教委職員の説明から、町内では縄文時代のペンダントや約800年前の極東ロシアの物とされるメノウのネックレスが発掘されていることを学んだ。その後、大きさ3センチ前後の滑石から好きな形の石を選び、表面に紙やすりを当てて動かした。滑らかになると石の穴にひもを通し、ネックレスやストラップにした。
母親と参加した上厚真小学校4年の吉岡茜里さん(10)は「3回目の参加で、滴のような形の石を選んだ。ストラップにしたのでランドセルに付けたい」と話した。