被爆ピアノ

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2025年1月14日

 2017年にオスロでコンサートが開かれた。「ICANのノーベル平和賞コンサート」。そこでの演奏で、そのピアノの存在が世界的に知られることになった。1945年8月、原爆投下により被爆したピアノだ。「爆風により傷だらけとなったピアノ」として現存している。広島に9台、長崎に1台、仙台に1台の計11台がある。その幾つかは再生され、今も演奏活動で使用されている。

 札幌を中心とする高校生たちが実行委員会を組織し、この「被爆ピアノコンサート」を企画。3月29~31日に札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)など4カ所での開催へ向け、準備を進めている。

 中心となっているのが「高校生平和大使」。98年に被爆地の声を国連に直接届けることを目的に長崎で誕生し、現在は全国に拡大。夏にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問している。道内では13年度以降、計27人を送り出している。

 コンサートのきっかけについて、昨年12月に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことを挙げる。被団協の思いを「若い世代にも伝えたい」。戦後80年の大きな節目。「傷だらけのピアノに直接触れて、改めて平和を考えてもらえれば」―。高校生たちは、そう願っている。 (広)

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