防災資機材一式備える 末広第2町内会 助成金を活用  白老

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  • 2025年1月14日
防災資機材と原会長

  白老町の末広第2町内会(原松雄会長)は、災害発生時に使用する発電機などの資機材一式(60万3550円相当)を購入した。原会長(75)は「緊急時に備え、命を守る町内会でありたい」と話している。

   資機材はガソリンとガス缶の両方で稼働する携帯型発電機(約20万円相当)、アルミ製台車(約25万円相当)、防水コードリール、LED照明、工具、担架、携行缶など計13種19点。

   購入は2018年9月に発生した胆振東部地震をきっかけに決め、同年、貯蓄を開始。一定額がたまった23年に町防災交通室に相談し、24年度コミュニティー助成事業の地域防災組織育成助成金を得て9月までに購入した。町竹浦のふれあい町内会館の倉庫に保管している。

   同町内会は末広4、5丁目の約220世帯。町民有志でつくる防災組織しらおい防災マスター会の吉村智会長(78)も同町内会で、23年から毎年、同マスター会の講師を迎えて心肺蘇生法を学んでいる。

   町によると、町内では末広第2を含む4団体が防災資機材と自主防災組織を備えている。

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