札幌市在住のパーカッション奏者瀧村正樹さん(50)とプロ奏者4人によるトイ楽団のアンサンブル発表が11日、むかわ町の鵡川中央小学校で行われた。町の子育て応援事業「むかこみゅ」の一環で、同事業を実施する合同会社GCs(ゲーシーズ)が主催。親子連れなど約50人が会場を訪れ、華麗な打楽器演奏を楽しんだ。
同事業で毎年1回、音楽の演奏者を招いて行う催し。瀧村さんたちは打楽器のほか、泡立て器やボウル、鍋などをたたいて「剣の舞」や「カノン」など約10曲を演奏した。子どもたちも演奏に参加したり、アンサンブル終了後、打楽器に触れたりした。
その後、子どもたちは瀧村さんの指導でフィルムケースやCDを使って独自の楽器作りに挑戦。同小1年の貞廣葵衣さん(7)は「きれいな演奏を聴くことができた」、弟で保育園児の治杜(はると)ちゃん(5)は「楽器作りが面白かった」と笑顔を見せた。
瀧村さんは「子どもたちがとても素直で、音楽を楽しんでいた」と喜んだ。