アイスホッケーアジアリーグ2024~25は11、12両日、札幌市などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は札幌市の月寒体育館で栃木日光アイスバックスと対戦し2戦2勝。前週に続き連勝を4に伸ばした。選手たちの書き初め展示などを行った新年初の札幌ホーム2連戦には合わせて3162人が来場。チームのクラブ化以降、札幌開催における来場者数の最多記録を更新した。HLアニャンと東北フリーブレイズは1勝1敗だった。
12日
▽6回戦
レッドイーグルス北海道(12勝8敗)2-1栃木日光アイスバックス(12勝10敗)
▽得点者【レ】中島(入倉、橋本)小林【栃】佐藤(古橋、福田)▽GK【レ】成澤【栃】大塚▽シュート数【レ】34【栃】23▽反則【レ】14分【栃】10分▽パワープレー得点【レ】0【栃】0▽キルプレー得点【レ】0【栃】0▽観客数1633人
イーグルスは第2ピリオド(P)に先制を許し、数的不利な3対5のキルプレーなどピンチを迎えるが、最少失点で抑える。終盤、試合終了まで2分を切り、6人攻撃で相手ゴール前に人数を掛けて猛攻を仕掛けると残り7秒でFW中島がリバウンドを押し込み同点に追いついた。延長戦で決着はつかず、GWSもサドンデスへ突入。GK成澤が8本中7本を防ぐ好セーブを見せ、最後はFW小林がゴールを決め勝利をたぐり寄せた。
「ロースコアの展開の中、我慢強くプレーして、巡ったチャンスをものにし、勝ち切れたことは大きな収穫」と手応えを語る荻野監督。数的有利なパワープレーで得点できなかった点については「(得点を)取らないと苦しい展開になる。ただ、互いにロースコアを意識している中で、こちらもキルプレーで失点しなかったことは大きい」と振り返った。
東北フリーブレイズ(6勝14敗)3-2HLアニャン(15勝5敗)
11日
▽5回戦
レッドイーグルス北海道(11勝8敗)3-1栃木日光アイスバックス(12勝9敗)
▽得点者【レ】相木(入倉、マッキンタイア)マッキンタイア(入倉)高橋(中島、牛来)【栃】宮田(福田)▽GK【レ】成澤、佐藤【栃】大塚▽シュート数【レ】42【栃】23▽反則【レ】8分【栃】8分▽パワープレー得点【レ】0【栃】0▽キルプレー得点【レ】0【栃】0▽観客数1529人
イーグルスは序盤からチャンスメークし、積極的にシュートを放つ。第2Pに先制を許すも、FW相木がゴール前の混戦でパックを押し込み、今季初得点となる同点弾。その後ニュートラルゾーンでパックを奪ったFWマッキンタイアが、狙い澄ました鋭いミドルシュートを突き刺して勝ち越した。点差を2点に広げ、終盤に6人攻撃を受けるが、堅守で勝利につなげた。
荻野監督は「シンプルに奥へパックを入れ、プレッシャー掛けて攻めることができていたし、ターンオーバーの回数も減らせた。守りでも体を張ってシュートブロックしていた」と選手たちのハードワークを評価した。
HLアニャン(15勝4敗)6-2東北フリーブレイズ(5勝14敗)