苫小牧市ハイランドスポーツセンター(高丘)の屋外リンクで13日夜、製氷作業が始まった。下旬以降、スピードスケート各種競技会・イベントを予定する今シーズンは19日のオープンを目指しており、氷を張るために夜を徹した散水作業が急ピッチで進んでいる。一般開放は25日からの予定。
1周400メートルのリンク床面の温度を下げる冷却機を稼働させた後、気温が低くなる午後8時ごろから翌朝午前5時ごろまでの時間帯に散水する。約30分に1回のペースで水をまき、氷の層を積み重ねていく。日中は氷の破損の原因になる、氷に落ちた木の葉や虫などを丹念に削って取り除き、良質なリンクに仕上げる。一晩の作業でできる氷の厚さは約1センチで、オープン時までに約5センチを目指す。
今シーズンのスピードスケート競技会は同センターを会場とする22日開幕の全日本選抜が皮切り。苫小牧民報杯(12月2日)などさまざまな競技会開催が計画されており、地元や各地からスケーターがタイム向上へトレーニングの成果をぶつける。
指定管理者・緑豊建設の矢野孝一統括責任者は「限られた期間に『氷都』苫小牧で広々としたリンクを楽しんでほしい。来月1日は無料開放を予定しているので多くの人に来てもらえたら」と語る。問い合わせは同スポーツセンター 電話0144(34)3522。
苫小牧スケート連盟が今年度に主管・主催で予定している競技会や大会などは次の通り。
▽全日本スピードスケート競技会・苫小牧大会(22~24日)▽第32回苫小牧ハイランドスピードスケート競技会・北海道新聞社杯・大東開発杯(30日)▽小学校スピードスケートバッジテスト記録会(12月7日)▽東胆振中学校体育大会・第13回東胆振中学校冬季スピードスケート競技大会(同7日)▽第56回南北海道スピードスケート競技会(同14日)▽第55回南北海道小学校スピードスケート交歓記録会・苫小牧ロータリークラブ杯(同21日)▽第25回胆振・日高管内スポーツ少年団スピードスケート記録会(同28日)▽北海道中学校体育大会・第55回北海道中学校スケート大会スピードスケート競技会(1月10~12日)▽第59回苫小牧スケートまつり(2月1日)▽第38回苫小牧チビッコスケート競技会(同1日)▽第59回苫小牧スケートまつり/苫小牧中学校スプリントスケート選手権大会・第50回苫小牧民報杯スプリント選手権大会(同1、2日)▽第59回苫小牧スケートまつり/苫小牧小学校スピードスケート競技会・第47回苫小牧民報杯スピードスケート競技会(同2日)▽第59回苫小牧スケートまつり/小学校スピードスケート招待リレー(同2日)▽第57回苫小牧スピードスケート選手権大会(同15、16日)