むかわ町は8日、民間活力の官民連携(PPP)などを手掛ける大和リース(大阪市)と自治体向けの政策支援などを展開する青山社中(東京)の2社と包括連携協定を締結した。町産業会館で締結式が行われ、竹中喜之町長と大和リースの浮穴浩一常務、青山社中の朝比奈一郎CEO(最高経営責任者)が出席して協定書に署名した。
協定の締結は、胆振東部地震からの復興に向けたまちづくりを推進し、未来につながる持続可能な社会の実現を目指すことが目的。朝比奈CEOはむかわ町のアドバイザーを務めており、大和リースを含めて半年ほど前から協定の締結について協議していた。連携する項目は▽高校・大学・地域の連携などによる地方創生の推進▽相互の人的資源を活用した交流推進―など6項目。
竹中町長は「社会課題や地域課題の解決に向け、3者で連携、協力していく」と述べ、浮穴常務は「町の皆さまと連携を図りながら、課題に向き合いたい」、朝比奈CEOは「官民連携により、むかわ町を活性化したい」と話した。