白老町は25日午前10時から、厳冬期に停電した避難所での寒さ対策などを体験してもらう冬型の避難訓練を町中央公民館で行う。昨年の元日に能登半島地震が発生したことから、厳冬期の環境対策と重要性を理解してもらおうと初めて実施する。
町内会連合会や、しらおい防災マスター会、町赤十字奉仕団などの協力で開催。日本赤十字北海道看護大学教授で災害対策教育センター長の根本昌宏氏による防災講話や炊き出し、簡易トイレ使用訓練のほか、発電機と投光器の取り扱いやペットボトルで明かりを作る体験も行う。避難所の設営、ベッドの組み立て、グループワークで振り返りなども実施するという。
大塩英男町長は「今後の災害時に実践できる内容を目指した。多くの町民に参加してもらい、命を守るための訓練を体験して」と呼び掛ける。
参加無料で、定員は50人(要予約、先着順)。申し込みは17日までに町総務課防災交通室へ。当日は暖房を切った状態で訓練するため、暖かい服装で参加する。
予約、問い合わせは町総務課防災交通室 電話0144(85)3080。