ふざけたサンタ! 高橋(たかはし) 承子(しょうこ)

  • ゆのみ, 特集
  • 2025年1月9日

 明けましておめでとうございます。

 今年も元気で過ごせますようにと祈り新年を迎えた。サロン、ハマ遊の友で私は70代、80代の方々に「高齢ですからね、どこで人生がストップするか分からないから、今、できることやれることは元気なうちに楽しまなきゃあね、タイムリミットがあるからね」と言う。その年代の中には私自身も含まれている。今年もいろいろな企画や行事を計画し、一緒に楽しんで、年末の忘年会は昨年の参加者23人、全員出席することが目標である。

 昨年の忘年会に85歳で、幾つもの持病がある女性が、ふざけたサンタクロースに変装して登場した。鼻を赤くし、おなかを膨らませ、入れ歯を外して鼻毛を出して現われた。大爆笑の中、リズムに合わせて、おどけて踊る。人を楽しませている様子は真剣で、ふざけてなんかいなかった。誰よりも強く生きようとし、誰よりも人生を楽しんでいる姿だった。

 危険物乙種4類の資格を取得し、タンクロリーの運転手をして子供を育て上げ、ボランティア活動で市長賞を頂き、真面目に生きてきた女性。口癖は「難病の娘が『80歳まで生きたいから、それまで生きていて』と言うから、103歳まで死ねないのよ」と、冗談のように本心を言う。その言葉の奥底にどれほどの心の強さと苦悩があるか、察することも測ることもできない。

 昨年、彼女の体調が悪化して、私は彼女の命を諦めなければならないと一時期覚悟した。でも彼女は生命力と活力と愛によって生き返り、サンタの姿で帰ってきた。ハマ遊の友の忘年会は、ふざけたサンタによって笑いの渦の中、終了した。盛り上げてくれて、生きていてくれて、ありがとうと心から感謝した。

 (みらいづくりハマ遊の友代表・苫小牧)

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