紅麴サプリ、87%で腎障害続く 摂取中止後も機能低下―阪大

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  • 2025年1月8日

 小林製薬の「紅麴(べにこうじ)」配合サプリメントを巡る健康被害問題で、大阪大学の研究グループは7日、日本腎臓学会の会員医師から寄せられた患者192人の調査結果を発表した。腎機能障害が確認された患者のうち、追跡調査した87%で、腎機能の働きが基準値を下回ったままだった。研究グループは「患者の経過を長期に追う必要がある」としている。

 調査は2024年3月下旬以降、猪阪善隆・大阪大大学院教授らが実施。学会の会員医師へのアンケートで収集した、4月下旬までに健康被害が報告された患者192人と、うち同年6月上旬まで追跡調査した114人のデータを分析した。

 腎臓にある尿細管が傷つき、カリウムやリンなど身体に必要な成分が再吸収されない「ファンコニー症候群」は、追跡調査の時点で患者の多くが改善。一方で、サプリの摂取中止の呼び掛けから約2カ月が経過していたのに、87%は腎機能低下の指標となる数値を下回っていた。血液の老廃物をろ過して尿を作る組織「ネフロン」が減少している可能性があるという。

 腎臓の組織を採取する「腎生検」を行った102人では、50%で尿細管間質性腎炎が、32%で尿細管壊死(えし)が認められた。

 腎疾患に投与される免疫抑制作用を持つステロイド薬では治療効果が確認できず、研究グループは「免疫異常とは異なるメカニズムで腎臓の機能障害が起きたのではないか」としている。

 猪阪教授は「腎機能が低下したままの患者が多く見受けられた。今後改めて調査が必要だ」と話している。

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