大みそかを迎えた31日、苫小牧市や近郊のそば店では未明から早朝にかけて、職人たちが年越しそばの準備に追われた。
安平町東早来のそば哲本店(松平正郎店長)では午前5時ごろから、職人3人が約800食分の手打ち作業を行った。
上川管内幌加内と富良野産のソバを自家製粉し、職人らが体重を乗せてこねて、のして、手際よく切り分けた。
松平店長(49)の父哲夫さん(78)も職人歴42年の腕を存分に振るい、「ひき立て、打ち立ては『うまい』と信じている」と笑顔。
「うちのそばを食べて一年を終わる方に応えたい」と常連客らの健康長寿などを願いながら、そばを次々と仕上げた。