帰省

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年12月30日

 少年時代。苫小牧市の王子製紙の社宅で家族と暮らしていた。遊びの場は近くの大きな公園だった。今のように学習塾などへ通う子は少なく、学校が終わると、そこで仲間たちと野球ばかりしていた。一日は、あっという間に過ぎた。時間が過ぎていくのが速いという大人は多いが、振り返ると、子供も一緒のような気がする。また一年が終わろうとしている。

 鈴木直道知事には年末インタビューで毎年、今年の漢字を色紙に書いてもらっている。コロナ禍の3年は「感」(2020年)、「変」(21年)、「守」(22年)と続き、昨年は「動」。今年は能登半島地震の被災地への思いも込めて「生」を選んだ。来春には本道経済活性化の浮沈を握るラピダス(東京)の国家プロジェクトが千歳市で本格的に動き出し、鈴木道政も2期目の折り返しを迎える。

 この季節、中島みゆきさんの隠れた名曲とされる「帰省」という歌を思い出す。こんな詞だ。〈けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる〉―。故郷へ帰る人の波で、JR札幌駅や駅前通地下歩行空間(チカホ)は連日、ごった返している。あと1日で古い年が流れ去る。一陽来復を願って、新しい年を迎えたい。(広)

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