環境保全協定締結など示す Daigasガスアンドパワーソリューション 発電事業で町民説明会 厚真

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2024年12月28日

 厚真町浜厚真地区と苫小牧市で風力発電施設の建設を計画しているDaigasガスアンドパワーソリューション(大阪市)は27日、「(仮称)苫東厚真風力発電事業に関する説明会」を同町の厚南会館で開いた。昼と夜の2回行い、出席した町民ら計30人に事業概要を説明し、自治体と環境保全協定を締結する意思を示した。運転開始後は地域貢献として、子育て支援などを実施していくことを提案した。

 同社は、厚真町と苫小牧市に最大10基の風車を設置する風力発電事業を計画する。最大出力は3万4390キロワットと想定し、施設の着工は2026年3月、運転開始は28年4月に予定する。

 稼働後は、風車の影、風車によるバード・バッドストライク(衝突での野鳥の死傷)、希少猛禽(もうきん)類やタンチョウの生息・繁殖状況の事後調査を実施するとした。

 風力発電施設の建設や施設の稼働後に事業に起因する問題などが発生した場合は、解決や改善に向けて誠実に対応するため、同町やむかわ町、苫小牧市と環境保全協定を締結する意思を示した。

 また、地域貢献事業として、離乳食オンラインレッスンやスポーツ教室の開催、風力発電事業の事務所を津波発生時の緊急避難場所とするなど、13分野について検討していることを伝えた。

 町民は「建設工事(の発注)で地元企業を優先しないのか」といった質問や「自然が豊かな厚真町に風力発電所はいらない」などの意見を出した。

 説明会終了後は賛否両方の声が聞かれ、浜厚真の男性店舗運営者(53)は「浜厚真には観光資源があまりない。(風力発電事業では)経済活性化が見込まれており、環境に配慮して海や自然と共存できるなら賛成する」と述べた。上厚真の女性事業専従者(63)は「風車のある石狩地方を訪れた際、頭痛や吐き気、悪寒に襲われた。浜厚真の風車から自宅が近いので、計画には反対する」と話した。

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