今年は新酒造らず 地酒「あつま川」在庫品限りで販売終了 奥州市姉妹都市記念特別純米酒 「かけ橋」製造へ 厚真

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2024年12月27日
在庫品限りで販売終了となる「あつま川」

 厚真町の地酒「あつま川」の販売に取り組む厚真の地酒頒布会は、今年の新酒を製造せず、在庫品の完売をもって、販売を終了する方針とした。岩手県奥州市(旧前沢町)と姉妹都市締結40周年を記念して2023年に販売した特別純米酒「かけ橋」を求める声が関係者で高まったことが背景にあり、かけ橋の製造、販売を来年春にも手掛けていく。

 あつま川は、町内の酒造好適米「彗星(すいせい)」を使用し、空知管内新十津川町の金適酒造が醸造する日本酒。15年に初めてお披露目した。毎年約2000本製造し、豊かな味わいで町民に親しまれている。18年9月の胆振東部地震後は復興を祈願し、19年に製造した商品の売り上げの一部20万円を厚真神社に寄付した。

 22年は奥州市との姉妹都市締結を記念した「かけ橋」を製造、販売したため製造せず、23年12月に新酒を販売した。こうした中、かけ橋を求める声が多数あり、同会として今後はかけ橋を製造、販売していくことを決めた。

 あつま川の製造再開は今のところ予定していない。町内ではAコープ厚真店やハマナスクラブ厚真藤井店など5店で取り扱っている。同会は「あつま川は厚真の地酒として飲まれてきた」と従来の愛飲に感謝し、「今後は、かけ橋を扱っていくが、奥州市との架け橋となる厚真の地酒として楽しんでもらいたい」と話した。

 かけ橋の製造では、蔵元が奥州市前沢にある老舗酒蔵「岩手銘醸」になり、事務局はこれまでの町商工会ととまこまい広域農業協同組合から町観光協会に移る。製造、販売の中心的役割を受け持つ同協会は「来年3月下旬に販売を予定している。甘口と辛口を各1000本ずつ、合計2000本を造る」と意気込んでいる。

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