旧安倍派議員ら65人不起訴 自民派閥パーティー事件―東京地検

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  • 2024年12月27日

  自民党派閥のパーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は26日、旧安倍派に所属していた松野博一元官房長官ら計65人を不起訴とした。

  旧安倍派で不起訴となったのは、幹部で「5人衆」とされた松野氏や高木毅前衆院議員を含む議員ら計16人と会計責任者らを合わせた60人。議員ら16人のうち、宮本周司参院議員や菅家一郎前衆院議員ら5人は起訴猶予とされた。

  石破茂首相が代表を務めた政治団体「水月会」のパーティーを巡り、石破首相や会計責任者ら計5人も不起訴となった。

  また東京第5検察審査会から「不起訴不当」の議決を受けて再捜査していた世耕弘成衆院議員の会計責任者、萩生田光一衆院議員の秘書についても再び不起訴(起訴猶予)とした。

  特捜部は5月に世耕、萩生田両氏らを不起訴としたが、同審査会が10月、世耕氏の会計責任者と萩生田氏の秘書について、いずれも「悪質性は相当程度高い」などとして不起訴不当と議決していた。

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