白老町社台のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)は22日、町中央公民館でクリスマス会を開いた。中国や米国からの外国人9人を含む15人が参加し、自己紹介の後、おしゃべりやビンゴゲーム、けん玉遊びなどで交流を深めた。
同法人は8月から、町内の外国人労働者を対象に日本語教室を主宰。参加者は語学検定の日本語能力試験(日本国際教育支援協会主催)で、日本語をある程度理解する「N2」レベルの取得を目指す。クリスマス会は同教室のイベントとして初めて開いた。
同教室に指導的立場で参加する北洋大学(苫小牧市)の奥村訓代学長は「目標を持って学ぶことは素晴らしく、新しい人たちが参加してくれることを願う」と語った。田村代表は「今後も教室の参加者に必要なことをやっていきたい」と希望を募り、参加者は「トンコリを演奏したい」「樽前山に登りたい」「日本人の友達を作りたい」などさまざまな要望を挙げていた。
ウテカンパは26、27両日の午前9時~午後4時、町中央公民館で、コミュニティナース(コミナス)の活動について学ぶ講座を無料で開く。コミナスは看護師資格者らが地域に出て、住民の心身の健康をケアする。
2023年10~12月に養成講座を初開催しており、今回は2日間の集中講座。コミナスに関する動画を視聴し、まちや人が元気になるアイデアを話し合う。
申し込み、問い合わせはウテカンパ メールアドレスutekanpa@gmail.com。