鉄道ファンら注目 JR日高線のレール活用 ふるさと納税返礼品5種類開発 エムディノ むかわ

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2024年12月24日
JR日高線のレールを活用したふるさと納税の返礼品

 むかわ町のむかわ地域商社「M Dino(エムディノ)」は、2021年4月のJR日高線鵡川―様似間(116キロ)の廃線で、廃駅となった旧汐見駅(町汐見)の周辺で使われていたレールから、町のふるさと納税返礼品を5種類開発した。インターネットの返礼品サイトに掲載しており、鉄道ファンなどの注目が集まることで納税額の増加を期待している。

 返礼品は▽レール50センチ 重さ25キロ、寄付金額100万円▽ブックエンド 同10キロ、同10万円▽文鎮 同1・5キロ、同3万5000円▽フォトスタンド 同1・5キロ、同3万5000円▽文鎮 同500グラム、同1万2000円―の5種類。レールは1セット、他の商品は10セット限定で、19日から順次サイトに掲載した。

 同社は町の依頼を受け、1950年製で20メートル区画のレール4本を使用した返礼品を検討。鉄道ファンの意見を取り入れながら、長さを1センチから50センチまでに分けた品を完成させた。レールの返礼品は道内では岩見沢市、道外では複数の自治体が採用しているという。

 9月に札幌市で開かれた鉄道イベントにブックエンドの試作品を展示したところ、来場者から「欲しい」という声が数多く寄せられた。返礼品のブックエンドには、同社の従業員が苫小牧市柏原の市テクノセンターに赴き、「日高本線」の文字を透かし彫りで刻んだ。ふるさと納税をした人に、同駅や日高線を走行した車両が描かれた木箱に入れて郵送する。他の返礼品も「しおみ廃線レール」の文字を入れ、むかわ町ならではの一品とした。

 日高線は1937年に全線開通したが、高波による被災で2015年1月から路線の大部分が不通となり、鵡川―様似間では代行バスが運行していた。JR北海道は16年11月に同線区を単独維持困難線区とし、20年10月、沿線自治体が廃止に同意した。21年3月の最終便には大勢の乗客や鉄道ファンが訪れ、別れを惜しんだ。

 同社は今後も、レールや鉄道施設を生かした商品開発を検討していく方針で、担当者は「レールを見て、歴史ある日高線の重みを感じてほしい」としている。

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