初の全道大会へ 1年生の上野さん 合同チームで出場 白老東高女子バスケ部唯一の部員

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  • 2024年12月21日
来年2月の全道大会に向け意気込む上野さん

  白老町の白老東高校女子バスケットボール(バスケ)部で唯一の部員、上野優果(ひろか)さん(16)=1年=が、来年2月に室蘭市で開かれる第37回北海道高等学校バスケ新人大会(道バスケ協会主催)に、苫小牧中央高校の2年生4人との合同チームの一員として出場する。全道大会への出場は初めてで、「1試合ずつ精いっぱい自分の力を出し切りたい」と意気込んでいる。

   上野さんのバスケ歴は、町内の萩野小学校と白翔中学校での部活動経験を合わせ、今年で10年目。白老東高では女子バスケ部の部員が1人のため、顧問の加藤超教諭らの勧めで苫中央高女子バスケ部のメンバーと一緒に活動をしている。

   合同チームでのポジションはボールを運んだり、味方にパスを回したりするシューティングガード。土曜日や日曜日などに苫中央高に通い、仲間と約3時間練習している。基礎となるシュートやパス回しをした後、ゲーム形式でチーム全体の動きなどを確認しているという。メンバーの中で上野さんだけが学校も学年も違うが「皆さん、同じ学校の生徒のようにフレンドリーに接してくれて優しい。先輩方に付いていけるように努力したい」と話す。

   同新人大会の苫小牧地区予選会は11月30日~12月8日に苫小牧市内で行われ、合同チームは東胆振・日高管内からエントリーした7チームの中で2位となり、出場権を得た。1位は白老町の北海道栄高校だった。

   全道大会は来年2月7~9日、室蘭市の栗林商会アリーナなどで開かれ、女子は苫小牧地区からの北海道栄高と苫中央高・白老東高合同チームを含め、32チームが出場。トーナメントで優勝を決める。

   大会2週間前には練習が週2回から3回に増えるが、「年末年始に体力をしっかり付けて途中でバテたりしないようにしたい」と前を向く。「メンバーとの信頼を大切にし、できることをしっかり頑張りたい」と目を輝かせた。

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