節目

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年12月20日

 苫小牧工業高等専門学校が今年、開校60年の節目を刻んだ。記念の事業が過日行われた。工業高専は、国の高度成長と国土開発を支えるための技術者を短期に育成するとの国策的役割を担って1960年代に設けられた。専門とこれに必須の科目を絞って5年で社会に輩出する。教育体制は産業構造や社会の変化に応じて学科など改組・新設し充実してきた。

 第1回入学式の本紙記事(64年4月21日付)を探した。見出しは「産業の担い手に 苫工高専で入学式」。記事で「社会発展のために技術者として大きく貢献の意気に燃えて」と校長の言葉を伝えた。同じ紙面に「病院や医院ぞくぞく 旭川、釧路に次ぐ進出」「開港後の好況反映 郵便物事業収入伸びる」「早く検査官常駐して 自動車検査場悲鳴」の記事。当時のこの地域の勢いも読み取れる。

 64年は苫小牧港が開港した翌年。港の初めは石炭の積み出しだったが、展望したのは金属、化学、エネルギーの工業基地。戦後、北海道開発庁発足と同時に苫小牧港建設は国家事業に格上げされた。苫高専の設置も一つ線上にある。港も工業基地も筋書きを見直しながら時代の次を目指す。半導体はその端緒となる。教育機関の未来を動かし技術者が躍動する創生の展望を地域でも描きたい。(司)

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