自分の調子を知って 2カ所で町民体力測定会  白老

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  • 2024年12月11日
血圧や身長、筋力や柔軟性などを計測する町民

  白老町教育委員会は9日、町内2カ所の公民館で、町民体力測定会を開いた。介護予防や生活習慣の改善を目的に9月に初開催し、今回で2回目。今回は新たに精神健康調査票を用いたメンタル測定も加え、町民計約60人の筋力や柔軟性などの運動能力を測定した。

   2023年度から町が進める「元気まちしらおい100年健康プロジェクト」の一環。北大大学院保健科学研究院教授の寒川美奈さんと、町と包括連携協定を結ぶ札幌市の総合型地域スポーツクラブ「サフィルヴァ」のスポーツトレーナー深見悠太さんのほか、日本医師会認定健康スポーツ医で精神科医の井上誠士郎さんが心の調子についての相談に応じていた。

   夫婦2人で栄町から初めて参加したという吉田和子さん(75)は「夫の体力も心配で参加した。筋力の衰えや身長が縮んでいたのに驚いた。体力維持のため自宅でできる体操などを教えてもらえたら」と話していた。

   生涯学習課の担当者は「自分の体や心の調子について知り、何をすれば体力維持に効果的かを学ぶきっかけにしてもらいたい」と今後も3カ月ごとに実施する考えを明らかにし、毎回測定することで体力の向上や減衰を把握して体調に見合った対策を見つけるよう呼び掛ける。

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